映画 「旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ」 の動物愛護団体の描写が酷すぎる
年末年始の夜中に 色々映画やっていたので
録画して順番に見ていました
その中の一つ。2008年の角川映画 「旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ」
旭山動物園が廃園寸前の状況から復活する過程を一部フィクションをまじえて描く。(ウィキより)
そのフィクション部分だろうね…と、思われるのですが。
映画の最初の方で、動物園に抗議する人達が 園内でデモッてる様子が描かれています。
そして、「この亀飼えないんですけど。」とサルモネラ菌が怖いからと、動物園に引き取ってもらいにくる女性。
断る園長とのやり取りに入り込み、「そもそも飼うのが間違ってる!自然に離せ‼!離せ!」と抗議する、動物愛護団体。
「駄目
これは外来種といって…」と、園長がミドリガメの説明をします。
オイ、ちょっと待てやww
動物愛護団体の男女比がおかしいとか、そういう細かいことは置いておいて
動物園に反対するということは、その人達は 家畜達の命も奪わない人達だと思う。
① 犬猫は大切に思うけれど、肉は食べる人。
② 肉は食べないけれど、
動物園はいいんじゃないかなと思っている人。
③ 家畜達の解放を願い 動物性の物を不買し、サーカスや動物園にも反対する人。
日本は ①の人が圧倒的に多く、③にいく程そういう人達はまだ少ない。
この期間だけサーカスしますよ、というサーカス前でのアクションならともかく。
毎日 開業している動物園に対して、アクションを起こす。
そんな前衛的 な人達を 残念ながら私はまだ知りません(笑)
そして何より、
動物園に反対している人達が、
動物園にお金を払って、園内で抗議する訳が無いでしょう…!! wwww
でもってそんな最先端な人達が、亀を見て、ミドリガメ(外来種)であること 知らないハズがないし (´д`;) (園長~、きっとあんたより詳しいよ?)
そして、その後、抗議していたハズの女性が 何故かまた動物園にやってきて、
ペンギンを見て「かわいい~」
等とはしゃいでいる。困惑する主人公。
しかも、その後 市長の姪だったらしく、コネで旭山動物園へ飼育係として入社してくる。
どっ どういうことだ ∑(`□´/)/ 映画の為とはいえ、ご都合主義も大概にしやがれ。
終盤は、廃園を乗り越える為に 西田敏行演じる、園長があちこちで演説をします
町工場では 「人間は万物の霊長だとか思っていませんか?地球に生きる存在は全て対等で、その命は平等なんです
」
小学校では 子供達を前に 「輝いていたら美しいんです。その美しい命
この地球上から無くしなくないよね?」
オイオイ、オッサ~ンッ ┐(´д`;)┌
でも最後は、新入社員の人間嫌いの主人公の成長に対して、
(TwT)「人間ならでは英知を証明出来たと思う。」と、声をかけています。(どういう矛盾)
゜。°。°。°。°。°。°。°。゜。°。°。°。映画の中でゾウは友達的に描いていながら、
ゾウの檻 (近寄るとトゲトゲが刺さる) にまず不快感を覚えたし。実物の旭山動物園もああなんだろうか…
途中から不愉快だったので、1・5倍速で見てました。
「動物園に使うお金があったらね、子供達の…(教育費だったか保険料だったか)」に使いたいよ!と市役所の人に言われ、
「しかし、動物園は子供達の希望です」と、ああ言えばこう言う園長。
正当化するなよ。
私がノンベジで、別段 知識もなかった若かりし頃。
某動物園を少しお手伝いして一般には公開されていないところを見せてもらったことがあります。
怪我して片足だけになってしまった猿が、一般には見せられないから、狭い檻に1匹だけ入れられて飼われていました。
あの子はきっと死ぬまであそこにいるのだろうね。 何の為に…?
死んだ動物は、剥製にしたり、虫に肉を食わせて骨を取り出し、
骨格標本として、1体1体、箱に入れて、うす暗い建物の中に うず高く、保管されていました。
海外から購入したら何百万と高いであろう、動物園の人気者も、ゴロンと剥製になって冷たい床に転がっていました。
(当時の写真はフィルムで、現像してまだ手元に残してあります。)
「ここ俺苦手。」と、若手の飼育係さんが言い、
とあるベテランの飼育係の方は、「動物園は一大死体生産工場だ。」と言っていました。
ふー… (ため息)
今日 パラパラッと見ただけですが、実物の園長の本にはもう少しまともなエピソードがあったと思います。(
学校飼育ウサギを引き取ってくれとやってきた人に、引き取りを拒否し
「おたくで処分したらどうですか。こちらで引き取っても処分するかもしれませんよ。」とつっぱねる園長。
「それでもいいです。でも(学校の)子供達には言わないで下さい。」と言ってきた、学校飼育動物の問題(実話)とかさ。)
ちなみに 動物園の動物達の死因は、来場者が持ってきたお菓子等をあげて、死ぬことが多いそうです
最後、
アマゾンに書かれていたコメントが 的を得ていたので転載しておきます。
。
>正直な話、とても正視に堪えない
まず半端なのが職員として働く青年の成長を重ね合わせたところ。正直不要な要素だと思う。
動物生態系と無知な愛護論を振りかざした部分は中途半端でおまけにしか見えない。
職員が象に襲われて死ぬのはギャグにしか見えない。主人公の青年の成長の為の布石みたいだがあざと過ぎる。
西田敏行は文句無しの名優だが、エキセントリックな動きが浮いて見える。
女市長はふざけている。
ジェットコースターは動物園の屈辱の証なのに撤去はあっさりしている。
ラストシーンの動物の鳴き声を園長の退任に重ね合わせるのはあまりにも面白くない。
つまるところ、実話自体がドラマティックで映画が追いつけなかったというオチだ。
動物シーンだけは良いのだが、旭山動物園の感動を味わうのならもっときちんとした書籍なりを読むのが礼儀だと思う。



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コメント
こんにちは。


子供のころから、動物園は動物虐待だと思っていました。なので苦手でした
中学生くらいの時に母親に「将来もし子供が生まれても動物園に連れて行きたくない」と言ったら「周りの普通の子供と同じ経験をさせてあげないと、可哀そうよ!」と言われてしまって。
(そんな母親も、今はヴィーガン寄りの食生活ですv)
映画の内容、かなり呆れますね…
私の感覚は間違ってないとずっと思っていたので、すごく共感しました。
どうしても動物見たいんだったら、現地に行くか(食べられないように地元のスタッフに付き添いしてもらって(笑))、NHKの動物ドキュメンタリー番組で十分だと思ってます~。
動物園は廃止してほしいな
投稿: chiimiko | 2013年1月17日 (木) 08:32
chiimikoさんありがとうございます
素敵ですね
お母さんがビーガン寄りとは
昔、ベジの先輩が「動物園は微妙。」と言っていて、
。
その理由が、知らない国の知らない動物に愛情とか守ろうって気持ちが抱けないのではと言っていて、その時私は、なるホドとも思ったのですが。
でもクジラとか私は見たことないですけど
映像でも大切な気持ちは感じますしね。
今は動物園は減ってきていて、水族館が増えてきているみたいですが。
ちょっと多すぎですよね。もうちょっとせめてディズニーランドとか
USJくらいの数で良いと思います
不自然な動物テレビ番組も廃止して欲しいですね
外来生物の密輸や、赤ちゃん信仰(!?フィーバー?)を助長してますから
投稿: Natsumi | 2013年1月19日 (土) 16:44