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2013年9月30日 (月)

エシカル(倫理的な)ファッションデザイナー ステラ・マッカートニー

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来月11月に、11年ぶりにポールマッカートニーが来日しますね

週刊AERA (9月16日)にも、特集されてました 以下、抜粋。

>男という性の特権にしがみつかない、それどころか、ベジタリアンとして、人も動物もひとしなみに命を愛する。
>そんなポールの感受性にこそ、「馬鹿なラブソング」を一徹に歌ってきた確信にこそ、「ロックンロール」はある。

来日公演は11月15日に福岡ヤフオク!ドーム、18、19、21日が東京ドーム。
>12日の大阪公演の詳細は後日発表。チケットの一般発売は9月14日から。


以下 2013年8月24日 朝日新聞 朝刊 週末be より

(フロントランナー)ファッションデザイナー ステラ・マッカートニーさん

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 等身大の装い、世界に広める
 Stella McCartney(41歳)

 今年5月の来日時、滞在時間はわずか24時間。早朝に成田空港に降り立ち、当日のショーのリハーサルなど過密スケジュールを次々こなし、終始、笑顔を崩さなかった。

 2001年、パリ・コレクションにデビュー。以来、世界の女性たちから最も支持されているデザイナーの一人だ。自然志向で着やすくスポーティーだが、都会的な女性らしさが漂う作風が特徴で、ゆったりめのミニドレスや、おしゃれなパジャマスーツなどが人気だ。一方で、英国紳士服の伝統的な仕立て技術を盛り込んだジャケットも得意とする。「自分が何を大切にしていて、どんな生活をしたいのか。服は、それを表現する大事な友達のような存在だと思います」。現在、日本の6店舗を含め世界で22の直営店を持ち、約50カ国600以上の業者に卸販売している。
 
 

 いま話題の環境や社会貢献に配慮する「エシカル(倫理的な)ファッション」のパイオニア的な存在でもある。

動物愛護の信条から、高級ブランドには珍しく革や毛皮を使わない。その精神は徹底していて、インタビューで用意された革製のソファを布製に取り換えるよう穏やかに求めたことも。オーガニックコットンをよく用い、染色に伴う有害物質を含む排水の処理にも細かく気を使う。

 週末には2歳から8歳までの2男2女のための食事作りに精を出す。妊娠中でも過酷なパリ・コレ参加を一度も欠かさなかったが、「家族と過ごす時間が最も大切」と考え、そのために会議や製品チェックなどあらゆる仕事は時間厳守を貫く。「常に全力で働き、良き母であろうとすれば、仕事と子育ての両立は案外うまくいくものです」

 そんな姿勢が共感を呼び、2000年代中頃からの「女性デザイナーが作る等身大の服」ブームの火付け役となった。それまでのデザイナーと決定的に違うのは、作り手が押しつける服ではなく、着る側のリアルな生活感覚を意識している点だ。
 
 
 元ビートルズのポール・マッカートニーの次女でもある。母リンダは写真家で、ビートルズ解散後にポールが作った新バンド、ウイングスのメンバー。ロンドンと、英国の田園地域で「愛情豊かに、厳しく育てられた」という。人目を引く洗練された身のこなしは親ゆずり。1995年に英国の名門セントラルセントマーチン大学の卒業ショーで注目され、2年後にパリの人気ブランド、クロエのデザイナーに抜擢(ばってき)された。

 「親の七光り」などと陰口をたたかれた時期も。それは、最愛の母リンダを病気で亡くしてしょんぼり過ごしていた頃に重なった。それでも持ち前の冷静さと気丈さで、01年にグッチ(現ケリング)グループと資本金を出し合い自身の名を冠したブランドを設立。現在の地位を築いた。

 パリのショーは、いつも父ポールが出席、冒頭にはそのシーズンの服の雰囲気に合ったビートルズの曲を流してきた。理由は「単に父への感謝と尊敬の念から」だという。
 (文・高橋牧子 写真・松本敏之)
 
 【写真説明】
植物でかたどったステラの文字に思わず笑顔を見せた=東京都千代田区の英国大使館

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(フロントランナー)ステラ・マッカートニーさん 自分を信じなさいと言われてきた

 
 ――おしゃれなのに資源や環境に配慮した服作りは、時代の先駆けでした。何かきっかけが?

 それが自分の生き方そのものだったので、自然な流れでした。デザイナーは、自分の主張を仕事としてストレートに表現できます。別に説教したいわけではないのです。革や毛皮を使わないのは、ファッションのために年に5千万頭もの動物が殺されているのを見過ごせないから。環境を意識するのは、それが現代的だと思うから。とはいえ、革を使わずにバッグや靴を作るのはとてもコストがかかるし、デザインも難しい。デザイン性を重視しているので、完璧に環境を守ることも難しい。でも、エコとファッションが必ずしも相反するものではないことを証明することが、私の仕事だと思っているのです。
 
 ――影響力のある高級ブランドがあえてそれを行うことが重要なのですね。

 ええ、私がパリ・コレにデビューした2000年代初めは、環境を意識するブランドは少なかった。意見を主張し続けるためには、成功して有名になることが大事だと思って、とにかく一生懸命やるほかなかったのです。
 
 高みからでなく

 ――それに、若い女性デザイナーもあまりいなかった。

 その頃の服の主流は、デザインは創造的だけれど、高みから押しつけるような感じがどうも嫌でした。私が作りたかったのは、カットがきれいでよく仕立てられていて、着ていて楽で心地よく、季節を問わずに他の服とミックスできる服。デザインは行き過ぎてはいなくて、直感的に人に好かれて長く着てもらえる服でした。その意味では、高級ブランドの既成の枠をいくらか押し広げたのでは、と思っています。
 
 ――パリ・コレに参加するような高級ブランドの割に、価格が手頃な物もありますね。

 子供服やデニム、下着、香水やサングラス、メガネまで展開していますが、そのどれにも品質に見合った手頃な価格帯の商品を入れています。大ファッション企業グループのまるまる傘下になるのではなく、半額を自分で出資したのも、目指す素材や服作り、価格の設定などでも自分の考えを曲げたくなかったからです。

 ――昨年のロンドン五輪で、手がけた英国選手のユニホームが、「現代的でオシャレ」と話題でした。

 あれは人生観が変わるくらい大変な仕事でした。パラリンピックも含めた全ての競技で、選手の体形や筋肉の付き方が違うし、それぞれの競技特有の動きに対する機能性も考えなくてはならなかったから。スポーツブランドのアディダスと一緒の取り組みで高機能素材が使えたので、それをモダンにシャープに仕立てるように心を配りました。でも選手たちから「服がかっこいいから頑張れる」と言われて、すごくうれしかった。人は誰でもかっこよく見られるといい気分になることを改めて確認できた瞬間でした。
 
 自分で選んだ道

 ――ファッションという分野を選んだのは、父親の音楽、母親の写真に対抗したかったから?

 反抗心というわけではなかったけれど、自分の道として違う職種を自分の意志で選んだことは確か。5、6歳の頃から美しい生地や色が好きで、音楽や写真より絵を描くことに夢中でした。10歳を過ぎた頃からは、見よう見まねでジャケットなどを作っていました。学校で学ぶことよりも、周りをよく観察して深く考えることが大事なことだと両親から教わったからだと思います。今もコレクションの度に新しい素材を開発して、新技術やアート性、それにビジネスも合わせて自分で考えることにときめいています。

 ――ご両親からほかにどんなことを学びましたか?

 2人とも純粋で正直な人。私にも正直であれといつも言われました。自分を信じなさい、その時その瞬間を楽しみなさい、とも。そして一番覚えているのは、自分がして欲しいことを人にしてあげなさいということ。私の子供たちにもそれはそっくり伝えています。

 ――ポール・マッカートニーという名を負担に感じたこともあったのでは?

 ブランド名に本名を使ったので、ネガティブな先入観を持つ人も中にはいました。でも2人の間に生まれて良いことの方がずっとたくさんあった。それが服作りの深いところで大きく影響しています。だから私はとても幸運だったと思うのですが、私の中で親が有名だということはあまり大きな意味を占めていないのです。
 
 ――日本女性のファッションについて遠慮のないご意見を。

 正直、優れていると思います。高価な物と安価なファストファッション、ストリート感覚のテーストまで混ぜながら、個性的に見せようとしています。今回は、日本女性の呼吸の仕方がとても美しいことにも気づきました。意見があるとすれば、日本の女の人たちは自分の欲望をもっと自由に解放してもいいのかなという気がします。その方が幸せな感動につながりやすいからです。ファッションはあまり深刻に考えなくても、そうしたことができる魅力的な手段だと信じています。
 
 ■プロフィル
 ★1971年、ロンドン生まれ。「幼い頃から両親と一緒に田舎や旅行に行きよく遊んでもらった」。5人きょうだい。
 ★菜食主義の父母の影響から、自らも乳製品と卵は食べる「ラクト・オボ・ベジタリアン」。来日時のランチは、豆腐ステーキだった。
 ★2002年、英国のデザイン雑誌「Wallpaper」の元発行人アラスデア・ウィリスと結婚。家事や子育てに限らず、パーティーなどに一緒に出かける。
 ★本社のフレデリック・ルッコフ最高経営責任者は「ステラの人柄と個性にひかれて入社した」。日本法人の小澤一之社長は「社員も家族と位置づけている。特に出産や育児中の女性社員への支援は手厚い」。
 ★フリーアナウンサーで世界自然保護基金ジャパン顧問の滝川クリステルさんは、自然や動物を守る姿勢への共感から交流が生まれた。「包み込むような母性愛がある一方で、ファッションを通して強いメッセージを発する点が素晴らしい」
 ★今年3月、英エリザベス女王から大英帝国勲章を受けたが、授章式は帽子必携と知らずにあわてた。そんな笑い話も多い。

 

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こんなのあるよ
 

無印に、布製ランドセル。


残念ながら、フカヒレスープを売ってる(ので不買している) 無印だけど(苦笑)

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屠場の利益の25~50%は、革産業から得られます。

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こんなんあります。FBより。

日本麻の伝統文化を守りたい!
昨年より行われた麻フォーラム。日本の麻文化や受け継がれている技術の実演展示もあります。
昨年はものすごく見ごたえがあって、身震いがしました。今年は徳島県。我が神戸町の「火祭り」の麻たいまつも実演展示します♪♪

是非いらして下さい!

<日本麻フェスティバル in 吉野川 2013>
 
第2回「日本麻フェスティバル」が今年の10月5日(土)6日(日)に、吉野川市鴨島公民館(徳島県)で開催されます。
詳細→http://www.smiletrust.com/community/index-img011.pdf
 
吉野川コレクション2013 ~第二回 日本フェスティバル in 吉野川
10月5日(土) 日本麻文化フォーラム 会場:鴨島公民館大ホール
 12:30 オープニング
 13:20 基調講演
   「日本人と麻文化~伝統文化の再興をめざして~」
   阿波歴史民族研究会長 林 博章
 14:30 「麻文化の夜明け」シンポジウム
 16:00 「麻と藍のコラボ」
   ファッションショー ~麻を着よう~ 企画・演出 アキヤマセイコ

●阿波忌部の文化ツアーについて
  ※要申し込み
 10月6日(日) 8時30分~13時00分
 ○「麻文化発祥の聖地を巡るツアー」
  講師 林 博章・須恵 泰正
    ツアー料金(3,500円) 昼食(弁当)・案内ガイド
 ○「大麻比古神社と渦の道を巡るツアー」
   大谷焼窯元見学・一番札所「霊山寺」
    ツアー料金(4,500円) 昼食(弁当)・バスガイド
    (添乗員・案内ガイドは同行しません。)

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コメント

僕もベジタリアンだけど 男という性の特権 というのはあまり気持ちのいい言葉ではないです。

右翼や暴力団には当てはまると思います。そのひっくり返ったフェミニストもまたしかりだと思い
ますので、お互いの性は尊重しましょう。

投稿: 内田 健 | 2014年7月23日 (水) 00:12

大いに共感できるのですが,我々はまだ少数者ですので 人間への思いやり 公平さ を大切にしていくことが
一番の近道だと思います。 

投稿: 内田 健 | 2014年7月23日 (水) 00:51

内田さん、初めまして。よく意味が分からなかったのですが。
「男という性の特権」を悪い意味で使われていると捉えられた、ということでしょうか。

AERA の記事を紹介したまでですので。

AERAに伝えて頂けますでしょうか。

宜しくお願いします。

投稿: Natsumi | 2014年8月10日 (日) 10:06

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