アメリカ 菜食がトレンドに★ 外食産業でも菜食者向けメニューの導入広まる
Facebookより 転載です
(以下の画像は本文に合わせて私が勝手に追加しました
)
国際ビジネス情報誌 「ジェトロセンサー」 2013年11月号 63巻 756号 20・21頁より。
米国 「日本食材」=「健康」が定着 ジェトロ ロサンゼルス事務所 サチエ ヴァメーレン
ハンバーガーやステーキを好む米国人の間で健康意識の高まりから、肉より野菜を中心とした「菜食」を好む人が増えている。著名人が完全菜食主義(ビーガン)を宣言したり、西海岸を中心に菜食レストランが成長するなど、健康食ブームが到来しているようだ。
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「健康」 は時代の言葉
「健康食」への関心が米国で高まっている。米国レストラン協会(NRA)が実施した調査 (注1) で、回答者の72%が「2年前に比べレストランで、より健康に良い食事を取るようにしている」と答えた。同協会産業・食料政策部部長は「主に健康への関心が高まっていることの表れだ」と語る。
2011年6月に
オバマ大統領夫人が発表した栄養のガイドライン
「マイプレート」は、健康的な食事に関する知識を広め、消費者の意識を向上させるきっかけとなった。米国の家庭では、肉や魚から野菜まで、全てのおかずを1枚の皿に盛りつけて食べることが多い。
同ガイドラインは、「皿の半分は野菜や果物にする」「塩分、糖分、飽和脂肪酸が多く含まれる食品を減らす」「脂肪分の少ないタンパク質性食品と穀物、低脂肪の乳製品を適切な量だけ摂取する」など10項目にわたる食べ方を推奨している。このような栄養に関する情報は、政府が直接発信する他、
ウェブサイトも活用されている(注2)。健康に良い食事の取り方についての話題が
報道機関で取り上げられることも増えてきた。
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学校給食のメニューを変える取り組みも始まっている。ロサンゼルスの学校区では、12年10月から「ミートレスマンデー」を導入。毎週月曜日には肉ではなく野菜を食べようという取り組みだ。
がんや糖尿病、肥満といった健康面の改善ばかりではなく、畜産業が排出する二酸化炭素の削減などの環境保護も目的としている。ハンバーガーやミートローフなどの肉料理の代わりに、ゆでたブロッコリーやチーズサンドイッチなどが供される。
米国で2番目に大きなこの学校区では、毎日65万食の給食が出される。ここで起きた変化の影響は大きい。同じカリフォルニア州のオークランド、リバーサイド、サンディエゴをはじめ、バージニア州、ニューヨーク州、フロリダ州を含めた25の学校区でメニューの見直しが始まった。歴史的な変化が米国全体に広がっているといえる。(注1) 「2012 Restaurant Industry Forecast」 18歳以上を対象。
(注2) 例えば、食生活指針の情報が取得できる「ChooseMyPlate.gov」や、食育の支援サイト「TeamNutrition.usda.gov」 などがある。.
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菜食がトレンドに
菜食志向は学校だけにとどまらない。近年では、クリントン元大統領をはじめ、グウィネス・パルトロー、ナタリー・ポートマンといった映画女優などが、健康志向から菜食を好んでいるようだ。かつて、完全菜食主義(ビーガン)に対しては、「栄養が偏る」「過剰な動物保護の概念がある」との見方がされた。肉や魚類の他、卵や乳製品を一切摂取せず、野菜や果物類を主食とするためだ。しかし、現在では、体重の増加や心臓病、糖尿病を予防するといった「健全」なイメージが先行しているようだ。
米国人が
肉を使わない食事を取ることは、かつては考えられなかったことだ。「フットボール観戦いは、ビールとホットドック、ハンバーガーが欠かせない」という習慣が示すように、肉食は米国を象徴する文化の一つと考えられてきた。しかし、昨今の菜食志向の高まりを受けて、
ロサンゼルス近郊のスポーツバーでは、菜食者向けに特別に作られたホットドックやハンバーガーなどが販売されている
。
菜食は
テレビや料理本などで多く紹介され、
菜食専門の料理人まで登場している。
検索エンジンのグーグルでも「菜食レシピ」「菜食メニュー」といった用語の検索が09年以降増えており、「菜食」という用語自体、米国に浸透してきている状況にある。
外食産業でも昨年ごろから菜食メニューを取り入れる動きが目立っている。サンドイッチチェーン「サブウェイ」では卵や蜂蜜を使用しない菜食者向けパンとベジタリアンサンドイッチの販売を開始。タコスやブリトーを提供するファストフードチェーン「チポレ」では肉の代わりに豆腐を使用した菜食メニューを試験的に導入している。
菜食専門のレストランチェーンの成長も顕著だ。ロサンゼルスに拠点を置く菜食ファストフードレストラン「ベジ・グリル」が、フォーブス誌
「2013年最も注目したい15社」に選出された他、「ネーティブ・フーズカフェ」「カフェ・グラティチュード」といった菜食者向けレストランが、西海岸を中心に目覚ましく事業を拡大している。
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TOFU、SOBA、MISO…
そんな中、日本の食材に
注目が集まっている。米国人の間で日本食材は「低カロリー」「健康に良い」というイメージが定着しつつあり、10年前にはあまり出回ってなかった豆腐も、街中のスーパーで普通に見かけるようになってきた。豆腐は低カロリーでタンパク質を多く含む食品として知られる他、腸がんや肝臓がんの進行を抑える効果があるとの説もある。
食品専門誌
「イーティング・ウェル」は25種類もの豆腐を使用したレシピを紹介した。「体に良い」という認識が高まり、豆腐は米国人になじみの深い食材になっている。また、同誌は豆腐だけでなく、そばを使ったサラダ、みそドレッシングの作り方を紹介している。料理本には日本語をそのまま英語表記にした「TOFU」「SOBA」「MISO」などの単語が並ぶ。
日本食材が米国の食卓に浸透しているということだろう。
菜食料理は肉類の代わりに野菜や豆、海藻などをふんだんに使用するため、日本の食材が使用される機会も多い。例えば、豆腐はチキンサラダの鶏肉やグリーンサラダのコテージチーズの代替品として使用されている。米国の豆腐は日本のそれと異なり、歯ごたえのあるごわごわした豆腐が多く、これは硬い食感を好む米国人向けに改良された食材である。
米国の健康意識は今後ますます高まるだろう。「日本=健康」というイメージが定着しつつある中、日本食材の良さをアピールする機会は一層増えそうだ。
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・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆転載終わり。
どうせなら、全部 チェーン店の名前のところに、お店のHP等リンク貼ってご紹介出来ればいいのですが。
私は英語が苦手なので、間違うといけないのでやめておきます。
「このお店が、このリンクだよ」と教えてくれる、バイリンガルで親切な方がもしいましたらコメント欄までお寄せ下さい。
リンクを追記しておきます。
日本の外食産業も、いち早くアンテナ張って (*゚▽゚)ノ 導入していって頂きたいですね!
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